2022年道東自転車ツーリング後半 ~ 標津から女満別まで

前半からの続き

標津町で3回目の宿泊となった楠(くすのき)さんの朝食。うっかり夕食の予約を忘れたのが心残りだったけど朝食でもこんなに立派。カレイの煮つけにハマグリの味噌汁、イクラに刺身等など・・・ 十分満足できました。

 

https://youtu.be/1MHx0jOuHR0

朝から温泉も入って宿を8時に出発、ポー川流域の標津湿地へ。前回見つけたお気に入りの道です。

前方に60歳後半ぐらいの男性が歩いていたので、絶対に驚かせないよう最徐行で慎重に近づき「おはようございま~す」と小さい声で声を掛けたのに、こっちが驚くほどビックリさせてしまい申し訳なかったです。少し笑顔で「ビックリしたあぁ」と反応していただきましたが、こんな道を毎朝散歩できるなんて羨ましい。

 

未舗装の道を通ってみたら、たくさんの鹿の足跡がありました。

 

国道244号に出る前にのんびり寝そべる牛を見ながら一休み。

 

国道に入り根北峠(こんぽく 487m)へ。 追いついてきた35歳ぐらいの男性サイクリストが並走しながら「どこからですか」と爽やかに声をかけて頂きました。 中標津の方でこれから斜里岳をぐるっと回るとのこと。 軽快にペダルを回し小さくなって行く男性の背中を見送り、ゆっくり登って行きました。

 

休憩をはさみながら根北峠に到着。コウリンタンポポが出迎えてくれました。ヨーロッパに自生するタンポポの原種で北海道の道端でよく見かけます。

途中の最大心拍数は162でした。 20代では200を超えることもあったけど年齢とともに確実に低くなるなあ。

 

斜里町側に下ったところの自販機。コンビニはもちろん自販機も当てに出来ない道中で根北峠を通過する度に必ず利用する最重要補給地点です。

携帯電話を持ち歩くまでは家族に連絡を取るのに必ず利用していた公衆電話もあり、道のオアシスです。

 

斜里側は広大な農地と防風林が延々と続きます。

 

遥か先までずーっとビート畑。

 

ビートの別名は甜菜(てんさい)。砂糖の原料ですが、大きなカブか丸っこい大根みたいな形をしてます。

 

お馴染みのジャガイモ。北海道産のジャガイモはデンプン加工用に生産されるものも多く、ポテトチップ用は契約農場で同じ大きさに揃えて作られます。ほかに見かけるのは小麦で、ジャガイモ、ビートと3種類を輪作しているようです。

 

標津から90㌔走り小清水(こしみず)原生花園に到着。咲き始めたハマナス知床半島を眺めながらしばらく休憩。

 

咲いていたのはエゾスカシユリハマナスクロユリ。あと2週間ぐらいするとキスゲにアヤメも加わり一面花で埋め尽くされるはずなので、来るタイミングが少し早かったようです。

 

オホーツク海を眺めながら網走へ。追い風になってきたのがとっても嬉しい。砂浜ではひとり投げ釣りしてる人がいました。

 

https://youtu.be/IqqPIRRjZ3w

網走市内に到着。網走港の「ぽぽ260」に寄ってみました。網走の郷土玩具「二ポポ」と散歩の「ぽ」と堤防の長さ260mを組み合わせた名前の堤防を歩くことができます。

 

オホーツク海をぐるっと見渡せ知床連山もよく見えるのですが、調子に乗って堤防の上を歩いて落ちたりしたら一巻の終わり。(^^;

 

コンクリートを型に流し込み巨大なテトラポットを製造中。すごい大きさ!

 

網走川沿いの遊歩道で宿へ。向こう側は網走刑務所。以前は刑務所の入り口まで行けたのですが今は関係者以外は渡れません。

橋の名前の鏡橋には「囚人はもちろん、職員も家族も網走川の水面を鏡に自らの襟を正し目的の対岸に渡れるように」という願いが込められてるそうです。

 

https://youtu.be/lA1utS78bkw

網走の常宿「ファーム・イン・アニマの里」に到着。よく間違えられるけどマニアではありません。以前娘のリクエストで高校進学祝いで3月下旬に連れてきたことがありますが、生まれたばかりの子ヒツジたちを見て喜んでました。

 

https://youtu.be/lA1utS78bkw

たっぷりな量の夕食と朝食。朝食は草をモリモリ食べてる子ヒツジたちを眺めながらいただきました。同宿の女性はなんとご同業の福祉関係の方でびっくり!

お子さんが網走の大学にいたときにアニマに泊まっていたので今回も神奈川から仕事の出張ついでに泊まられたそうです。お仕事の話も聞かせてもらい、たいへん参考になりました。

 

チェックアウトして天都山へ続く標高差200mほどの登り坂へ。全日本女子スケートチームの夏季合宿の自転車トレーニングコースになってますが、コースレコードはやっぱり高木美帆さんだそうです。

 

見学した北方民族資料館と高台から今回最後に眺めたオホーツク海

 

天都山から下ったところにある「RIMO」 国際ジェラートコンテストで2度も入賞している地元網走の牛乳を使った美味しいジェラートを毎回楽しみにしてます。

 

11種類ある本日のジェラートから1回目はトリプルで「ストロベッチ」「ショコラ―タ」「イバラ」(エビとピスタチオ)を選び完食。

当然これでは済まないわけで2回目は「イチゴソルベ」「ミルク」「チョコミント」にしました。3回目は・・・ギリギリ自重。お値段はトリプルで550円、かなりお得だと思います。

 

国道39号沿いにある有名なメルヘンの丘に並ぶカラマツの木。今回は国道の反対側の道から眺めてみました。

 

いつもは女満別空港内で食事をするのですが、今回は市街地の喫茶店に寄ってみました。1軒目は「隠れ家カフェ 晴耕雨読」でビーフシチューを頂きました。若いご夫婦がテキパキ一生懸命やっていらしゃる姿がとてもよかったです。

 

2軒目は「café そら」。少しご年配の男性が一人で切り盛りされてますが、シンプルな店内でとっても美味しいコーヒーとジャズミュージックが流れ、とっても贅沢な空間で旅の最後にリラックスできました。

コーヒーのつまみに「オホーツク黒豆グラッセ」というのを出していただいたのですが、甘さを抑えた甘納豆をすっかり気に入り持ち帰りで3袋購入しました

 

3日目と4日目のコースです。

2日目は雨で鉄道・バス移動の区間があり、走行距離は1日目から60㌔、30㌔、115㌔、25㌔とゆったりした行程で寄り道もたっぷりできました。段々と走れる距離も短くなるけど、来年も相棒の自転車といっしょに行こうと思います。