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6月15日から3泊4日で道東ツーリングに行ってきました。 北海道でのツーリングは今回で17回目。雨の羽田を7時40分で出発、東北上空で雲が無くなり気持ちの良い青空になり釧路上空では雌阿寒岳(左)と雄阿寒岳(右)がきれいに並んでいました。
釧路空港は定刻9:20に到着、リムジンバスで釧路駅まで移動。根室本線(花咲線)で根室行11:12発まで1時間ほどあったので、輪行袋に入れた自転車は駅の待合室に置いて和商市場を覗きに行きました。
コロナ前は外国人観光客でごった返してたけど、平日ということもあって閑散としてました。お客さんが少ないせいか花咲ガニが以前より安くなっていたので、1500円のをイートインで1杯頂きました。解凍品だったけど身がギッシリ、味噌もたっぷり、外子(卵)も付いておいしかったです。(*^-^*)
30分で何とか完食して急ぎ足でホームに向かい、発車10分前に1両編成の根室行き気動車に乗り込みました。運転士さんから声を掛けて頂き、輪行袋は車両後ろ側の立ち入り禁止の特等席に置かせてもらいました。
厚岸駅11:59着。自転車を組み立て海沿いを通る北太平洋シーサイドラインへと出発・・だけどその前に・・・
厚岸漁業組合の直売所に寄りました。
厚岸産のカキを食べ尽くそうと気合十分だったけど、何とコロナで電子レンジ完備のイートインコーナーは閉鎖中で泣く泣く断念。 ホタテとホッキ貝はその場で刺身にして持ち帰れるということだったので、それぞれ2人前を頼んで市場の前で頂きました。
とりあえず満足して浜中町の宿に向かって出発。
今回初めて通った道でしたが最果ての風景が広がっていました。
道道123号線で原生花園あやめヶ原に到着。6月中旬頃から7月上旬頃にかけて約30万株のヒオウギアヤメの花が咲くそうですが、まだ咲き始めで300~500株ぐらいでした。
岬に広がる原野には馬が放牧され、先端にある展望台から断崖絶壁の絶景を独り占め。ぜいたくな時間を過ごしました。
当然のようにクマ出没注意看板が出ていて、もし向こうから熊がやって来て岬の先端に追い込まれたらどうしようかといった妄想が湧いてくる場所です。
ずっと眺めていたいという気持ちを振り切り浜中町へ。南から6~8メートルの強風が吹きつけ前半は向かい風だったけど、進路が北東になるにつれて追い風となり気分よく琵琶瀬展望台に到着。
釧路湿原と比べると規模は小さいけど、霧多布湿原の中を琵琶瀬川が蛇行しながら流れる雄大な風景を楽しめます。
ラムサール条約に湿地登録されている霧多布湿原の真ん中を通るMGロードへ。ワタスゲの群生が妖精のように風で一斉に揺れて不思議な風景が広がっていました。
宿の夕食時間ギリギリまで時間を有効活用して霧多布岬まで足を延ばしました。
北海道は梅雨が無いもののスカッとは晴れない6月から7月にするか、天気が安定する秋とどっちにするか毎回迷うのですが、今回は咲き始めた花を眺めながらゆっくり走れるように日照時間が長いこの時期を選んでみました。
霧多布岬の先端へ。20歳の時に北海道ほぼ一周ツーリングで立寄って以来、何度も訪れてます。余命宣告受けたらすることリストの中で人生最後の旅行場所に入れてます。
今年もラッコに会えるかなと思って眺めていたら居ました! 強く吹き付ける南風を避けて岬の東側で、野生のラッコがプカプカ浮かんでました。数年前から根室から移ってきたラッコが繁殖して現在は10頭ほどまで増えているそうです。
常宿の霧多布里(きりたっぷり)の夕食10分前に到着。
まずは番頭犬のウメボシ君に挨拶。すでに14歳となり人で言えば90歳。がんばって長生きしてね。
毎回ご主人が新鮮な地元の魚介仕入れてお腹いっぱいに食べさせてもらってます。今回の夕食はオヒョウ(カレイ科)を焼いたものとオヒョウの出汁が濃厚な味噌汁、サクラマスの刺身にマスコ醤油漬け、ホッキ、クジラの刺身、サクラマスの胃袋の煮つけなど色々出してもらいました。特にオヒョウは脂が乗っててコリコリした食感に大・満・足。
翌日は朝から雨。 朝食を食べてから近くのバス停までご主人に車で運んでもらい、一旦バスで岬の丘にある「霧多布温泉ゆうゆ」に立ち寄りソフトクリームを食べなから1時間ほど時間調整。再度バスで根室線茶内駅に向かいました。 運転手さんは地元の方でこの温泉を掘ったそうです。
目的地のオホーツク海側の標津(しべつ)への移動は、雨天時のプランBで根室線とバスの乗り継ぎです。
根室本線/ 釧路~根室間の運行本数は年々減って現在は上り下りがそれぞれ6本づつで2時間半に1本程度しかありません。茶内駅を12:18発に出発し3駅先の厚床(あっとこ)に12:39着。
厚床駅前から12:40発中標津空港行きのバスに乗り継ぎ。バスの乗客は3人、3列シートの窓側にゆっくり座り景色を眺めながらの快適バス旅でした。
中標津バスターミナルまで約1時間で到着。ランチは中標津で大人気の「むらかみうどん」へ。
14時過ぎてたけど順番待ち三番目。讃岐うどん専門店ですが、盛り付けがとってもきれい。カレーうどんを頂きましたがコシがあっておいしかったです。次回はうどんの味がよく分かるようにかけうどんかな。
雨が止んだので中標津からは自走に。オホーツク海に近づくと電柱に止ってる鳥の鳴き声がとっても変ってたので立ち止まって眺めてみました。網走の宿で聞いてみたらオオジシギだそうです。 よかったら動画で聞いてみてください。
途中、少し雨に降られたけどオホーツク海に到着。すこし晴れ間が出始めていました。
オホーツク温泉楠(くすのき)は3回目の宿泊。女将さんの素敵な笑顔とテキパキと気持ちの良い対応をしていただけるでお気に入りです。夕食がまたすごいんですが、何と朝食のみの予約を入れていたという痛恨のミス。 近くの蕎麦屋さんで夕食を済ませましたが、また次回の楽しみにしよっと。
掛け流しの温泉で日帰り入浴料は何と450円、いいなあ地元の人。たぶん漁師さんなどの利用が多いためなのか温度は熱めです。長くは入っていられないので水風呂と何度も往復していると疲労回復にかなり効果があります。