熊野古道サイクリングの翌日は南紀白浜観光をしました。和歌山の知り合いに南紀白浜に行くと伝えたらお勧めされたのが「生かげろう」のお店。
白浜銘菓「かげろう」は口の中に入れた瞬間に溶け出すことからネーミングされているそうですが、「生かげろう」は本店でしか食べることのできません。6つセットを注文してから気づいたけど、これって2、3人でどれを食べようかとワイワイしながら食べるものなんでしょうね。
その後は自転車で20分ほど走って千畳敷へ。
さらにその先の三段壁(さんだんべき)。
生かげろうともう一つ勧められた「南方熊楠記念館」にも行ってみました。写真の白浜水族館の先の番所山の上にあります。
まったく知識が無かったのですが、ミナミカタ クマグスさんは和歌山県が生んだ植物学の巨星。民俗学、生物学も探求し抜群の記憶力を有する一方、世界一長い7.7mの履歴書を書くなどちょっと変わった面もあり、アスペルガー症候群の一つ、抜群の能力を持つサヴァン症候群であったのではと言われてます。
その熊楠先生の研究で有名なのが「粘菌」(ねんきん)。粘菌には原生粘菌、細胞性粘菌、変形菌の3つがあるそうです。話には聞いたことがあったけど記念館に展示されていた写真、標本を見てものすごく興味が湧きました。
目下、図書館の本を借りたり自分で買ったりして勉強中。気づかないだけで、地を這うようにして探せば必ず見つかるそうです。 となれば週末農園の裏山でも絶対いるはず。今年は年金受給年齢になるけど、粘菌生活も面白そう。
熊楠記念館のある番所山の先にある番所鼻灯台。江戸時代は異国船の監視をする番所があったそうです。
日中は観光の途中で知人の家に寄ってお昼ご飯、その後また観光した後に夕食までご馳走になり夕暮れにのシルエットに浮かぶ円月島と灯台の灯りを見ながらホテルに戻りました。