3日目の朝は霧多布里の宿犬・ウメボシ君に見送ってもらい30分ほど自走して浜中駅へ。ルパン3世に始発6:55の気動車到着まで付き合ってもらいました。
根室駅8:00に到着、すぐに自転車を組み立てて駅前のカニ屋さんへGO!
店頭でお土産を売っていますが、お店の中のテーブルでカニ用ハサミを使って食べることができます。誰もいないと思って入ったら、すでに2組の先客がいました!
贈答用と比べるとやや小ぶりですが、1杯目はその半額の1500円。ん? いつもの1000円じゃないんだと気になり店主に漁の状況を聞くと、数は上がるけど大きさが小さめであんまり良くないとのことでした。せっかくなので2杯目お替り。そしたら少し痩せているからと500円にしてくれました。
お腹いっぱいで走り出すと、国道44号線にコンビニ・タイエー西浜店発見。地元民が深く愛する焼き鳥弁当(実際は豚だそうです)が有名でNHKドキュメンタリー72時間で放送されていました。さすがに花咲ガニ2杯でお腹いっぱいだし先を急がないといけないのでスルーしました。一度は食べてみたい。
いくら満腹でも時間が経てばお腹は減ってくるもの。道の駅スワン44ねむろで小休止&ソフトクリーム。サイズをL、M、Sがら選べるのですが、勢いついでにLにしました。風蓮湖を眺めながら濃厚な味を堪能。お勧めです。(*^-^*)
交通量の多い国道44号から脇道の農道へ。別海、尾岱沼を通り標津(しべつ)を目指します。
別海の万年橋で一休み。青い空に白い雲が流れ水面に映っているのを見てみたいな。
風蓮湖にゆっくりと注ぐヤウシュベツ川を眺めて、恒例の「全力で大声で叫ぶ」一人イベント。自分で驚くぐらい過去最高の大きい声が出たので、誰かが叫び返してくるかなあと思いました。(^^;
牧場の牛ばかりで人の姿は全然見当たらず、かと思うと鹿が道路脇3、40メートル横を並走し追い越して行ったと思ったら急に方向を変えて前を横切り、あっという間に彼方まで駆け抜けて行ったり。
道道から国道244号に再合流。ちょっと向かい風だったけど宿には予定通り着きそうだったので、道の駅「おだいとう」で本日2つ目のソフトクリームとコーヒーで休憩。2階にある北方領土の資料を見学して出発、宿まで残り10キロほど。
昨年も泊まった旅館「橘(たちばな)」。掛け流しの温泉付きです。
18時10分前に着くとすぐに夕食時間だったのですが、まずは温泉に入って汗を流してお腹を減らしました。昨年は完食できず心残りだったので気合を入れて再挑戦。
料理の種類の多さもあるのですが、一品一品とても丁寧に作っていただいているのが伝わってきて感動せずにはいられません。
鮭の頭の甘露煮。長い時間をかけてじっくり煮てあるそうです。骨も柔らかくなっていて口の中で簡単に崩れ、目玉以外は全部食べられます。
去年は満腹でまったく手を付けられなかった、カリッと揚げたカレイの野菜あんかけをクリア!(^^;
ホタテはもちろん地元産。いい出汁が出ているので食べ終わった後はごはんとチーズを乗せてもらってリゾットに。
完成!おかみさんが火から外すタイミングを逃さないように様子を見ながら声をかけてくれますした。
鮭となにかのルイベ。味が濃縮され、また食べに来たくなる美味しさ。地元産北海シマエビの刺身も付いてます。
シマエビは煮たものも出してもらえ、かき揚げにも入ってました。
さらに潮汁が出てきてデザートで締めくくり。もうこれ以上は無理!動けなくなりました。
翌朝は誰もいない温泉でゆっくりくつろいでから、朝食に挑戦。
夕食並みのボリュームが出たらどうしようかと期待と一抹の不安が入り混じる中で登場!ちょうどいい量で一安心。
イクラ付き。(^-^ )
標津の地元牛乳とコーヒーも出ます。
8時に出発、なるべく通ったことのない道を選んだのですが、いい感じの道路ににっこり。
3日目のゴールは網走まで。峠を越えた北側はコンビニもほとんどないエリアなので、行動食と水はしっかり確保。
根北峠(こんぽく峠・487m)でランチのアンパン。とうきびパンという、とうもろこしの粒がたくさん入っているだけの素朴なパンもおいしかったです。
峠を越えると青空が広がり出しました。
\(^O^)/
峠を気持ちよく下って自販機でペットボトルの水2本を補給。いつも必ずお世話になっています。携帯電話を持ち歩くようになった5年前までは、ここの公衆電話が貴重な家族への連絡拠点にもなっていました。周囲にコンビニも自販機も見当たらないので、自転車で峠越える人はみんな助かってるんじゃないでしょうか。
雄峰・斜里岳が顔を出してくれました。標津側は牧場ばかりですが、斜里側は一転して広大な畑が広がってます。
小清水原生花園は去年6月末に来た時はエゾスカシユリやエゾキスゲの花が咲き乱れていましたが、今回はすでに花の季節は終わっていて残念。で、またもやソフトクリーム食べました。(^^;
遊歩道で丘に登り海岸線越しに知床連山を眺めて網走のアニマの里に向かいました。
網走駅から女満別方面に少し進んだところにある徒歩宿ファームイン・アニマの里。よく間違えられるそうですが、マニアじゃなくてアニマです。宿主が少年時代に愛読していた動物雑誌「アニマ」が宿の名前になっているそうです。
野菜はすべて宿の農場で収穫されたものです。ジャガイモは5トンぐらい作っているそうです。う~む、緑の週末農園の100倍以上です。
ずっと気になっていた大型トラクターを使うような大規模栽培の場合は、ジャガイモの芽欠き作業はどうするのかと聞いてみると、まったくしないそうです。大きいものだけ食用として使い、小さいものは加工でんぷん用になるとのことでした。なるほど~、スッキリしました。
翌朝の朝食も野菜たっぷり!
地元ヨーグルトも登場。コーヒーもおかわり何杯でもできるので、窓の外の羊を見ながらのんびり過ごしました。
朝食時間に宿主・永田さんが手押しの草刈り機を動かすと、子羊たちが一斉に小屋からぞろぞろと小走りで行進して登場する様子が超かわいい。機械で刈られた草のほうが楽に食べられるので出てくるそうです。
他のお客さんの出発を見送って10時過ぎにチェックアウト。女満別空港までは15キロの距離で羽田行きが14:50なので網走湖畔でのんびり。
呼人(よびと)というところにポツンと一軒ある松尾ジンギスカンの支店。10時半からやっています。春の家族旅行で大好評だったのですが、さすがにまだお腹が空いていないので今回は横目で見るだけでスルー。
少し先にあるジェラートのお店「リモ」に寄りました。このお店、イタリアのジェラート世界選手権で優勝しているというすごいお店なんです。ちょっと前までは「リスの森」だったのですが海外でも名前を憶えてもらいやすいようにリモにしたそうです。
一つ目のトリプルはイチゴ、ノッチョーラ、ブルーベリー。
ここでしか食べられないので迷いなく2つ目のトリプル。種類がたくさんあるのでものすごく迷うのですが、マンゴー、ミルク、ピスタチオのラインナップにしました。
さすが食べ過ぎたなと思いつつメルヘンの丘に到着。初めて晴れている時に写真撮れたのでものすごく嬉しい。スマホの壁紙にしました。
女満別空港に13:30到着。自転車を輪行袋に入れてカウンターに預け、お土産を少し買ってレストランへ。
今春オープンしたスープカレー・奥芝商店へ。具は豚の角煮です。
いろんな食べ方があって、最初からご飯を全部カレーに入れたり、ご飯の上にかけたりとかあるそうですが、スプーンの上でごはんとスープを混ぜていただきました。
このぐらいだったらちょうどいい量だなと思っていたら、皿が尋常じゃない深さ!
お皿を横から見るとこんな感じ。お店の方が一名こんな形の黒い帽子をかぶっていたのですが、なるほどそういうことだったのかと合点が行きました。
今回は食べたいものを食べまくるというテーマで設定したコースでしたが、帰宅して恐る恐る体重計に乗ると体重はほぼ変わらず、体脂肪が1%ほど減っていました。食べる写真ばっかりの記事になりましたが、300㎞以上は一生懸命走りましたので、ほっとしました。