1月から福岡に転勤となり、引越しのため12月22日に名古屋で2年住んだマンションから荷物をすべて運びだしました。すっかり空っぽになった部屋を管理人さんに確認をしてもらっているうちに日が沈み始めました。
とても充実した2年間でしたが、ご近所でお世話になったところをいくつか紹介させてもらいます。
マンションの目の前にあったコメダ珈琲店です。完全分煙で朝6時から夜11時まで営業、書斎代わりに利用させてもらいました。
名古屋はホントに喫茶店文化が根付いていて、これって体感しないとなかなか理解できないものだと思います。
いつも朝8時過ぎぐらいから店内で空席待ちの椅子が満杯になるほど盛況になります。朝早くから女子会で集まっている仲良しおばあちゃんグループ、おじいちゃん、おばあちゃんが娘夫婦に孫も一緒に引き連れた三世代家族、一人で新聞をさっと読んで帰ってゆく人、などなど朝からにぎわっています。
チェーン店以外にもあちこちに小さな喫茶店があり、午後に本を持って2時間ぐらいお邪魔していたタブリエという喫茶店です。
いつもの注文はケーキセットです。完全禁煙で軽い感じの音楽が流れていて、集中しやすい雰囲気がお気に入りでした。
こちらは徒歩7、8分ほどのところにあったキノシタホールです。2階が小さな映画館で、洋画・邦画の名画座になっています。何度か通っているうちにチケットを買うときは「いつもありがとうございます」と言ってもらえ、お客さんが少ないときはエアコンの調整具合まで聞いてもらったりして、マイシアターみたいに気分転換させてもらいました。
JR千種駅です。通勤は地下鉄でしたが、JR利用の場合はこちらも徒歩7、8分ほどで行くことが出来ました。なんといっても便利だったのは、中央本線で中津川や恵那方面、東海道で岐阜や関ヶ原、そして豊橋経由で飯田線沿線に自転車で出かけるときの抜群のアクセスの良さでした。
玄関を出て信号に引っかからなければ、自転車で2分で駅に到着、切符を買って輪行袋に自転車を詰めてホームに行くのに15分あればOKでした。あとは寝ぼけ眼で始発電車に乗って仮眠をとっているうちに目的の駅はもうすぐ。こんな楽ちんで夢のような輪行生活を2年間させてもらいました。
味噌文化の真骨頂、みそ味のとんちゃんというホルモン焼きにはまり、ほぼ週一ペースで通っていました。零時まで営業していて、生ビール+とんちゃん2皿=1000円とハイコストパフォーマンスです。長女が名古屋に遊びに来た時に食べさせたら、大満足していました。
徒歩10分弱にあった銭湯の弘法湯さん。4種類の湯船があり、ゆっくりつかると心も身体もほっかほかに。
ホワイトボードには日替わり湯のメニューと季節に合わせて今月の一言とイラストが描かれています。銭湯に通ったのは半世紀ぶりぐらいのことでしたが、1回420円でこんなに幸せな気分になれるなんて最高でした。
ちなみにホル仙のママさんとマンションの管理人さんは九州出身だそうで、それぞれ「いいところに転勤になりましたね〜」と言っていただきました。縁を感じます。
荷物が全部持ち出され、最後に管理人さんにお礼を言ってマンションを出た後は、弘法湯に直行して2年間お世話になった番台のおばあちゃんにお礼を言って、冬至で柚子がたっぷり入ったお湯につかってほっこりしてきました。(*^。^*)