週末農園は裏山でナンテンの実が赤く色づき行き来するときに楽しませてくれています。
百寿、千寿の実も赤く染まり今年も残すところ2週間と少々。一年過ぎるスピードがどんどん加速して3か月くらいで終わっちゃう感覚です。そんな中、脳を若く保つには新しいことに取り組むことがよいと聞き、日常のルーティンをちょっぴり変えた今年の振り返り。
1つ目はウォーキング。昨年の社会福祉士資格に続いて2月に精神保健福祉士の資格試験が終わりカフェの朝活時間がぽっかり空いたので、週4日の朝の通勤ウォーキングを1駅から2駅に増やしました。 距離は2.5kmで30分弱。途中でビルの谷間からスカイツリーが顔を覗かせます。
今月で8か月目、夏の猛暑は日傘を差し、腰に痛みがあっても千日回峰行を2度満行した酒井雄哉さんのことを思い浮かべて休まず続け、体脂肪は1.5%、体重は1㌔ほど減りました。ちょっぴりだけど身体が軽くなった感じ。
2つ目は今年2月からサブスクで聴き始めたオーディブル。畑の草むしり、ウォーキング、たまに入浴しながら聴いています。
瀬尾まいこ/そしてバトンは渡された、三浦しおん/墨のゆらめき、今村省吾/ひゃっか・くらましや稼業、伊坂幸太郎/殺し屋シリーズなど、心に沁みる話から血の気の多い話まで、40本ほど聴了しました。
先週聴いたのは小川糸/ツバキ文具店。手紙の代書を請け負う主人公が様々な依頼に合わせ文面と字体、筆記具から便箋、封筒、切手を選んで書き上げるという話。
ビジネスレターや儀礼文の本はたくさんあるけど、私的手紙の本はほとんど見かけないのでとても面白かった。その中でガラスペンを使う場面があり、今週東京駅八重洲の丸善を通ったときに思わず買ってしまいました。税込み1,650円。
万年筆だとインクの色を変えるのがけっこう手間だけど、ガラスペンは使い終わったらすぐ洗い流せるのでとっても便利。
左端が万年筆の中字、右三行がガラスペン。インクは衝動買いしたままほとんど使っていなかったセーラーのイエローグリーンを使用。ペン先をインク瓶で1回浸せばはがき1枚分書けるぐらいの量が溜まり、書き味も思っていたより柔らかく気持ちよく書けました。
3つ目が先月から始めた和太鼓教室。遡ること40年前、新宿のタイニイアリスという小劇場で 出会ったTAICHI-KIKAKUという演劇グループが、現在はアプライドドラマという手法を使い子どもを中心に精神的な豊かさを育むことを目指し全国で活動しています。その手法を学ぶ講座で知り合った小学校の先生のお嬢さんが太鼓教室をやっていらっしゃる縁で弟子入りすることになりました。芝居を見たことが40年後に和太鼓を叩くことに繋がったことに人生の妙を感じます。
まずは基礎練習から月1回1時間。単純なリズムでもしょっちゅう間違えるけど、バチでドンドンドカンドカンと叩くのは気持ちがいいし体力も使うし、頭も使うので認知症予防にもよさそうです。
師匠(左端)の熱演。動きがとってもきれいです。