しまなみ海道から道後温泉とフェリーにダムカード2枚付きの旅

前日は尾道から今治までしまなみ海道を走り今治駅前のビジネスホテルに宿泊、2日目は道後温泉経由で福岡に戻る計画です。四国は土地勘がないので、GPS用地図のマップソースで今治道後温泉を結び、経由地にこれはと思う峠とダムカードをもらえるダムを入れて、最後にグーグルマップで道路の様子を確認してコース決定。便利な世の中ですね〜。


今治からコース最初の峠の最寄り駅の予讃線 菊間駅まで輪行。11.5の切符の刻印を見て、今日は57歳の誕生日だったことに気が付きました。(^^;


四国では出張で高松の琴電に乗ったことがあっただけだったので、JR四国は初めて利用しました。


駅を出発、近くの海岸線に出て瀬戸内海を眺めて山側に向かって走り始めました。


駅前で話した地元の方がだいぶ人が減ってしまったと寂しげでしたが、きれいに維持されている田園風景がすばらしい。


お馬さんがいました。近くの加茂神社の「お供馬」という行事で使われる馬のようです。そっと近づいて顔を撫でさせてもらいました。


愛媛県道164号線(玉川菊間線)を上り始めると、ツールド玉川というのぼり旗がありました。道路わきに滝があったり、交通量が少なく雰囲気もいいところなので、自転車イベントにはいいコースだなと思いました。


民家の庭先に緑の週末農園でも毎年育てている花オクラの殻を見つけました。店頭に並ぶことはほとんどない作物なので旅先で見かけるのは嬉しいな。


350m登った菊間町と玉川町の境界地点。峠と呼んでもいいと思いますが、残念ながら名前はないようです。


少し下って県道ナンバーが17号(北条玉川線)に変わる地点で右折


小さな神社の狛犬さん


山間の畑を眺めながら進みます。自転車ツーリングの楽しみってこういう風景を眺めながら気持ちよく走れることですね。


ペチャンコになったアケビ


笹ヶ峠まで残り1kmの地点で、ダムカードゲットのため左折して寄り道コースに


棚田を見ながら玉川ダムのある国道317号まで200m下りました。


ダムカードは通常だとダムサイトの管理事務所で配布しているのですが、その場所がどこだかよく分からず迷っているうちに時間が過ぎてしまい半分諦めかけながらさらに国道を50m下ったところを右折、ようやく玉川ダムの看板を見つけました。


こんな道でいいのかなぁと不安になりながら登り返してゆくと・・・


ありました、ダムサイトと管理事務所 \(^O^)/


自転車を置いて階段を上って事務所のインターフォンを押して四国で最初のダムカードをゲットしました。


事務所の登ってきた反対側を見ると、何と先ほど勢いよく下って行った国道317号があるではないですか。(>_<)
ぜんぜん気が付かずに通り過ぎていまい20分ほどロスしてしまいましたが、これもツーリングのいい思い出になりました。


玉川湖の周回道路を通って先ほどの地点に戻り、笹ヶ峠360mに到着。この先から松山市になります。


2km進んで


石ヶ峠に向かって細い道へ左折。県道ナンバーの表示がない道路でしたが、自転車にうってつけの道でした。


米之野集落の積み上げられた薪の傍らを通り過ぎ


民家が途切れると本格的な登りになりました。


通った車も軽トラ2台ほどでとっても静かな道でした。


なぜか道路の真ん中でフリーズしていたヘビ君。午後になって気温が下がり動けなくなったようです。ほとんど車が通らないとはいえ、このままにして置くわけにはいかないので棒で持ち上げて路肩の落葉の上に空輸しておきました。


相棒に感謝を込めてスポットライトを当てたりしながら登ってゆくと、すでにGPSの高度計は石ヶ峠の標高である820mを越えています。何でかなあと思いながらさらに登ると


標高900mで高縄山登山口駐車場に着きました。


石ヶ峠は駐車場から500mほど下った県道178号との合流地点でした。右に行くと海側ですが、直進して道後温泉に向かってGo!


先ほどの玉川湖から続いている国道317号に再合流すると、道幅が狭い割には飛ばす車が多くてちょっとびっくり。


白鷺湖まできたところで国道と反対側の道にエスケープしました。


本日2枚目のダムカードを目指して石手川ダム管理事務所へ。


時刻は16時30分、ダムカードがもらえるのは17時までなので間に合いました。玄関に貼ってあったダムカードポスターは初めて見ました。


恒例のダムカード&リアルダムの写真


そのまま国道を避けて川沿いの裏道を走ります。


途中で見かけた歴史が伝わる酒屋さんを発見。残念ながら10月末で閉店されたとのことで残念。(>_<)


17時に道後温泉到着。


自転車をどこに置こうかと思ったのですが、人通りを避けて建物の横で輪行袋に入れて邪魔にならないように玄関先に置かせてもらいました。ちょうど混んでいる時間帯だったようで、2階席の神の湯に30分待ちで入れました。外国人もけっこう並んでましたよ。


2階に上がると係の女性から段取りを丁寧に教えてもらい、指定してもらった座布団席にリュックを置いてから、階段を降りて大浴場に行きます。混んではいましたが2階席は人数制限があるので、ちょうどいい温度の湯船でゆっくり温まることができました。


温まった後は2階席でお茶とお菓子をいただいてゆっくりしましたが、お祭りということですぐ横の広場に設置された大型スピーカーの大音響が流れてちょっと辛かったです。


夏休みに博多のマンションに泊まりに来た娘が、小倉から松山にフェリーで移動して道後温泉に行くと聞いて、それはいいなあと思っていたコースです。
道後温泉から松山観光港までの定期バスで輪行も考えたのですが、松山港21時55分出港まで2時間30分以上あったので15km弱を自走、松山駅に寄って駅のカレー屋さんでカツカレーをいただきました。


フェリー乗り場で、本日3回目の輪行作業をしていると何気に見物していたタクシーの運転手さんに、いろんな袋を見てるけど一番きれいだね、と褒められました。よく見かけるのは後輪を外さないタイプだそうで、これだと前後輪を外して縦置きになるから小さくて邪魔にならないということでした。かなり目が肥えてますねえ。(^^ゞ
でも最初のころの輪行は、前後輪にフォークも抜いてペダルも外していたので、もっとコンパクトだったんですよね。ちなみにフェリーの持ち込みは自転車のままだと車と同じスペースに置いてもらって1,230円がかかりますが、輪行袋に入れれば無料で船室に持ち込めます。


船室では娘のアドバイス通り7,710円の二等寝台D7710円で睡できました。二等のゴロ寝タイプでもいいかなと思ったのですが、けっこう混んでいたので正解でした。
翌朝5時に小倉フェリーターミナルに到着、小倉駅まで1㎞自走してまた輪行袋に自転車を入れ、小倉発6時36分きらめき1号で7時過ぎに帰宅、とってもとっても楽しい3泊4日の旅でした !(^^)!