早春の野付半島と開陽台


北海道旅行3日目です。この日も朝の散歩に浜中町の宿・きりたっぷ里(霧多布里)の番頭犬ハイシーくんに海岸まで先導してもらいました。



齢は15歳ですっかりお爺さんなのですが、お客さんの散歩にはむちゃくちゃ張り切って付き合ってくれるので逆に心配になってしまいます。散歩が終わってちょっとお疲れモードの横顔です。来年もぜひお願いしたいので、無理をしないで元気でいてください。



宿を出発して早春の野付半島を見てきました。関東はすっかり春ですが、湾内はまだ凍結していて冬景色でした。



反対側の太平洋側ではくっきりと国後島が見えていました。かなり近い距離ですが、快晴でないと見えないという国後島の最高峰の爺爺岳(ちゃちゃだけ)1,819mもきれいに見えました。野付半島といえば立ち枯れしたトドワラ、ナラワラが有名ですが、学生の時に辛うじて残っていたトドワラは姿を消し、ナラワラも遠くにあってよくわかりません。そういえば当時の道路はまだ未舗装で、風が強い中を自転車で走るはたいへんだった記憶があります。



野付半島のあとは開陽台に向かいました。天気予報では曇りだったのですが、この日も快晴に恵まれツキに恵まれた旅行でした。開陽台は冬でもロードヒーティングで駐車場までは積雪があったも登れるますが、展望台までの道は1mぐらい積雪があり雪の坂を登ってゆきます。



展望台まで行き着けるか心配でしたが、雪は踏み固められているので比較的簡単に登ることができました。少し外れるとズボッと片足がぜんぶ雪の中に潜り込んでしまいました。



知床から国後島、先ほど行ってきた野付半島根室、釧路方面と雪景色の根釧台地を一望できました。



振り返れば真っ白に雪化粧をした武佐岳が雄姿を見せていました。



風がけっこう強くて体が冷えたところで弟子屈川湯温泉の日帰り入浴で体を芯から温めた後、ぽらりすさんに投宿。市街から外れた場所にあるので、宿からすばらしい星空を見ることができました。北西方面は人口の光がほとんどないため、星を見るには最高の条件です。感度を高めに設定して15秒で五角形をしたぎょしゃ座と半分沈んだオリオン座を撮ってみましたが、たくさんの星が写っていました。