霧多布湿原とコッタロ湿原


先週末に出かけた春の北海道旅行2日目の朝です。浜中の宿きりたっぷ里(霧多布里)の朝食前に散歩へ出かけようとすると、番頭犬のハイシーくんと羊のハナちゃんが待ち構えていました。(^O^)
ハイシーくんはいつも海岸まで案内してくれるのですが、今回はハナちゃんまでいっしょに行く気満々です。さすがに何かあったら大変なので宿主の聡さんに声をかけてハナちゃんの身柄を確保してもらい、気の毒でしたが留守番をしてもらうことにしました。



朝食後は霧多布岬まで出かけました。32年前の学生の時にサイクリングで訪れて以来、一番のお気に入りの場所です。



岬の灯台です。霧の中で響き渡る霧笛が最果て感を演出してくれていたのですが、数年前に廃止されてしまったのが残念です。



岬を歩いたあとは霧多布湿原センターに。午前中の早い時間でほかに誰もいなかったので、湿原を見ながら娘とゆっくりティータイムを過ごしました。釧路湿原と比べると規模は小さいですが、湿原を目の前で見ることができるのがよいところです。



湿原センターの玄関に置いてある鹿の角をお借りしました。見た目よりずっと重く、手で持っているのも大変です。



都合で一日遅れでやってきた妻と長男に厚岸駅で合流、そのまま厚岸の丘にあるコンキリエで昼食をとりました。毎年ここでカキをいただきますが、手頃なお値段で生ガキや焼きガキをたくさん食べることができます。



昼食後は釧路湿原の北側にあるコッタロ湿原に。コッタロ展望台は小高い山の上にあり、湿原全体を見わたすことができます。設置してある無料の双眼鏡をのぞくとエゾシカの群れを見ることが出来ます。タンチョウは道中で2つがい見ることが出来ましたが、残念ながら今回は湿原では会えませんでした。




湿原をゆっくり流れる釧路川の川面です。



湿原の未舗装路を走っていると前方に黒い動物が。なぜか横にそれず真っ直ぐ逃げてゆくので、車で併走する感じになりました。ずっと昔に毛皮のために飼育されていたミンクが野生化したそうです。けっこうたくさんいるみたいで、弟子屈でも遠くの雪原を走っている姿を見かけました。



この日もアゼチの岬からきれいな夕日を見ることができました。昨年10月にひとりで自転車で来た時から、この日で連続3日晴れが続いています。\(^o^)/



この日は家族4人が揃い、きりたっぷ里2泊目。昨日は夕食がダブらないようにちらし寿司を出してもらいましたが、この日は宿の名物たっぷり寿司。地元の魚介で2.5人前ぐらいの握り寿司をカウンターで食べさせてもらいます。いつも最後まで食べきれないのですが、今回は少しシャリを小さめにしてもらったみたいで最後の黒ハモの海苔巻きまで完食できました。食べ盛りの長男はさらにお替りさせてもらっていました。
写真はタコの卵をたっぷり乗せた軍艦巻で、甘さがあっておいしかったです。