小海線臼田駅から上信鉄道下仁田駅まで紅葉ツーリング

 先月23日に紅葉ツーリングに行ってきました。前日は高崎で会社の新人時代にお世話になった方と15年ぶりにお会いしました。リタイヤ後は家庭菜園で汗をかき、今秋はタマネギの苗は何と1,000個も植えたそうでびっくり。そのせいかとてもお元気そうでした。再会を約束。

 

翌朝は高崎駅から輪行、新幹線で佐久平駅を経由して小海線に乗り換え。風も弱く平年よりもかなり暖かい気温で絶好のサイクリング日和でした。

 

臼田駅で下車。だいぶ昔にJAXA臼田宇宙空間観察所で64mのパラボラアンテナを見学したことがあります。「はやぶさ」との通信でも活躍した日本最大の大きさです。

 

駅の近くにある龍岡城に寄り道。江戸時代に築かれた城で函館五稜郭と同じヨーロッパの城郭を取り入れた構造です。周囲は掘りがそのまま残り敷地内は小学校になっているんですが、毎朝登城気分を味わいながら登校できるなんて羨ましい。

 

続いて新海三社神社にお参り。古墳時代を起源とする歴史ある神社で戦国時代には武田信玄公が太刀を寄進したそうです。三重塔は国指定重要文化財になっていて、傘の下で七五三のご家族が写真を撮っていました。

 

境内入口の大ケヤキ。最初に来たのも2007年の11月23日で今回が5回目。樹齢何年かは分からないけど見る度に幹の太さと枝ぶりに圧倒されます。

 

下仁田臼田線(群馬・長野県道93号線)を群馬方向に登って行きます。群馬側は針葉樹が多いですが長野県側は広葉樹が多く、落葉した木々が晩秋を感じさせてくれます。

 

youtu.be

道沿いを流れる雨川。下流千曲川に注ぎます。県道はほとんど車も通らず鳥のさえずりと川のせせらぎの音にすっかり癒されました。少し長めですがよかったら聴いてもらえると嬉しいです。

 

クマ出没の看板が立ってるので念のため熊鈴を鳴らしブラインドコーナーではホイッスルを鳴らしながら鞍部の田口峠へと登って行きます。

 

田口峠のトンネルに到着。標高は1120mあるけど出発した臼田駅が710mあるので余裕で到着。13年前にはさらに大上峠、十国峠まで走ったことがあるけど、さすがにもう無理と思います。

 

トンネルを抜けると正面に奇峰の立岩(たついわ1,265m)が目に飛び込んできます。山登り好きの方たちには急峻な岩場を鎖を使いながらスリルを楽しめて人気のようですが、ここから安全に見ている方が絶対いいな。

 

さらに西側に連なる山は地図で見ると兜岩、御岳山、神無岩という名前のようです。

 

下仁田から臼田までは200以上のカーブのあり、特に田口峠から群馬側はヘアピンカーブの連続。たまに爆音を響かせてバイク集団が登ってくるので、やり過ごして静かになってから下り始めました。

 

紅葉の名所の狭岩渓(せばいわきょう)。地元の佐久のサイクリストが追い付いて来て立ち話。20年近く乗っている愛車のケルビム・ツーリングを褒めてもらいすっかり嬉しくなりました。

 

贅沢な時間が長く続くようにゆっくり走りました。

 

南牧村(なんもくむら)集落を見ながらの気持ちよい下りが続きます。

 

南牧村の食事処の千歳屋さん。営業が昼だけで14時15分にはおしまいになるので、これまで一度も入れませんでしたが初めて入店できました。

 

ぜひ食べたいと思っていた炭ラーメンを注文。とても丁寧に作られていてほどよく濃いスープとぷりぷりとした食感の麺がとっても美味しかったです。

 

ゴールの下仁田駅近く。特産品の下仁田ネギと日本昔話風に山が並んでます。

 

下仁田駅に15時過ぎに到着。高崎駅行きが10分後の出発だったのでサクサクっと自転車を輪行袋に入れて乗り込みました。時間が無くてホームに立ってる木製電柱の写真を撮れなかったのがちょっと残念。

 

高崎駅に到着。走行距離は48キロ。距離は短いけどちょこっと登ればたくさん下れて見どころもたくさんある楽しいコース。 70歳ぐらいまではだいじょうぶかな。

 

コース全体です。

 

田口峠からのヘアピンカーブ群。目が回りそう。