WOOD JOB!~見習い的な2日間

 

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お彼岸でお墓に花を供えて畑に戻る途中、ご近所の方が杉を見上げて思案されていました。森林組合長さんをしている方で、一昨年には山の間伐の手配をして頂いています。伐採ですか?と声をかけると、一番高い杉をどう倒すか考えていたところだったそうです。ついでだからお宅の杉も伐ろうかと言っていただきました。申し訳ないなあと思いましたが、せっかくのご厚意でこのチャンスを逃してはなるまいと遠慮なくお願いすることにしました。

 

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市道に面した杉を切ってもらえることになりましたが、市道を挟んで電線があるのでどう倒すか段取りをしている組合長さん。樹齢50年を超える杉です。

組合長さんのほうは70歳を超えていらっしゃいますが、梯子を下で押さえている方がビビって見ていられないぐらいの高さまで軽やかに登り、さらに枝の上に登ってワイヤーを掛けていました。その間、どうか枝が折れませんようにと全力で祈ってました。(^^;

 

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枝に掛けたワイヤーを市道と反対側の木にチェーンブロックを使って結んで準備完了。

 

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まず倒す方向に大型チェーンソーで受け口を作ります。5年前に上映された「WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常」で、伊藤英明さんが演じていたヨキの作業と同じ流れでした。

 

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その反対側に追い口の切れ込みを入れて、仕上げは狙った方向に倒れるようにくさびを慎重に打ち込んで倒します。

 

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さすが森林組合長さん、見事狙い通りに倒れました。ちなみにこのチェーンソーの長さ45㎝で、通常は5万円台のものが多いですが17万円もするそうです。チェーンソーのポルシェですね。

 

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そのチェーンソーを自在に操り、あっという間に枝を切り落とし幹を動かせる大きさに切り分けてもらいました。

 

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 2本ほど切ったところで、組合長さんはこれから大相撲中継を見るということで作業は一旦終了。続きは明日やるとのこと。一人でやるからいいよとのことでしたが、これだけの作業をやっていただくのに手伝わないわけにはゆかないので、久しぶりに週末農園に泊まって翌朝作業再開。 風が強い一日でしたが、杉3本にケヤキ1本を伐採してもらいました。

 

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 杉もケヤキも立派な木材になる太さで、お墓参りで通りかかった大工さんは自分の家を建てるなら絶対使いたいけどねえと言っていただきました。残念ながら昨今は安い輸入材があるため数本ぐらいの杉では採算が合わずまったく相手にしてもらえません。

 

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祖父母はまさかそんな時代になるとは予想だにせず、孫子のためにと苗を植えてくれたのですが。

森林組合長さんがご自分の切る杉は後回しにして作業を進めてらもい、だいぶスッキリしました。これで台風シーズンの倒木の心配が減りました。ほんとにありがとうございました。(*^_^*)