朝起きて宿犬のピーちゃんとようやく友好関係を結ぶ。宿に入るときと出発するときはやたらと吠えられるけど、なぜか荷物を持たずに玄関から出てくるときはとっても友好的。
きれいな秋晴れで少し肌寒いけど自転車で走るにはちょうどいい気温です。
この時期の北海道は長袖化半袖か迷ったあげく両方用意していましたが、今年は半袖+アームカバー、寒かったらウィンドブレーカー、それにレインウェアを用意しました。今回は雨の最終日を除いてウィンドブレーカーもほとんど必要ありませんでした。
標茶駅前のセブンイレブンでコーヒーを飲んで道道14号で厚岸へ。
知らんぷりしているようで近寄ってくる牛。完無視する牛もいたりして性格も色々。
道道14号は初めて通りましたが、牧場が並ぶ緩やかな丘が並ぶ北海度らしい道でした。
牧場脇の草むらから一羽の丹頂鶴が出てくると、続いて二羽目、三羽目、そして四羽目が。幼鳥2羽を連れたツガイは初めて見ました。
そのまま家族そろって悠然と丘の上に歩いてゆく姿に見とれていると、観光客の車が何台か連られて止まり始め、車から大きな望遠レンズを担ぎ出す人たちも。(^^;
その場で買った牡蠣をイートインコーナーで食べることができます。
三陸の稚貝から育てられたマルエモン3Lを6個、生まれも育ちも厚岸のカキエモン3個を購入。生でもOKですが、殻を開けやすくするのにちょっとだけ電子レンジでチンして頂きました。今回で4回目になり殻の開け方のコツをつかんできました。(^^♪
牡蠣でエネルギー満タン、浜中の霧多布里へ。
開催中の厚岸牡蠣祭りののぼり旗が勢いよくはためき、概ね追い風で走ることができました。(^^♪
北太平洋シーサイドライン・道道123号で森林地帯を抜けると、視界に海が広がり景観が大きく変わります。
自転車を降りてしばらく海岸沿いの断崖を散歩。先端は涙岬ですね。
その反対側には荒々しい海岸線が続いています。朽ちかけている木杭が何とも言えない雰囲気を出している大好きな景色です。
火散布(ひちりっぷ)の地図にはちょっと雰囲気の違うルパン三世 (^^;
今年も琵琶瀬展望台から霧多布湿原を見渡せました。最後は夕日を見ようとアゼチ岬に向かう途中で
落車・・・というか自転車もろとも前のめりで頭から転落。(>_<)
岬に向かってショートカットできそうだったので、堤防の上を走り水門を越えるときに急に段差が現れ、停まり切れませんでした。
停まるぐらいの速度だったもののヘルメット越しに頭の芯に衝撃。こういう時って必ず一瞬救急車が脳裏に浮かんで、同時にこの失態を誰かに目撃されていないか周囲を確認してしまいます。
立ち上がって状況を確認すると吹っ飛んだメガネのレンズに傷が入りツルがポッキリ折れてしまい、何気に顔を触るとかなりの出血が!!!
鼻血かなと思ったけどどうも違うみたい。デジカメで自撮りしてみると、顔の左側を打ち付けたようで鼻の左下とアゴから左耳にかけて擦りむいてました。とりあえずボトルの水で傷を洗い流しました。
( ゚Д゚)
幸い自転車は問題なかったのでアゼチ岬まで行きましたが、まだ流血が続いていて自分の顔も赤くて何だかなぁという夕日でした。
岬にある町立温泉ゆうゆに行き、トイレで念入りに洗顔。上唇も擦りむいていてオバQのQちゃんのクチビルみたいに大きく腫れて超恥ずかしい。受付で女性側に顔の右側を向けて下向きでチケットを購入しました。
定宿の霧多布里に到着。「今回はどうしたの?」といった感じで過度に驚かれなかったのでよかったです。そういえば昨年は出発直前に宿犬ウメボシ君に挨拶した後にぬかるみで転んで泥だらけになりました。(-_-;) 夕食は今年は超高級魚のサンマ丼!
続いてこちらも今年は不漁の鮭。宿泊者1名だったので、ホットプレートで宿主の武士ご夫妻とお母さんといっしょに頂きました。
「鮭は頭と尻尾とどっちが好き?」と聞かれ逆質問すると「頭だよ」とのこと。ということで脂ののった頭の方をいただきました。傷にアルコールはよくないだろうなと思いつつ、ビールを飲まずにはいられないメニューです。