カンチブレーキでまったり (^^♪


ツーリング車のブレーキを4年前にカンチブレーキシマノ純正のユニットリンクという構造のものから、古典的な構造のACOR製に交換して輪行時のブレーキ開放作業(タイヤを外すためにブレーキワイヤーを外す)がとても楽になり愛用しています。


制動力はシマノと差は感じませんでしたが、構造的にどうしてもロードレーサー用のキャリパーブレーキと比べると緩〜い効き方なので、ネットで評判のよさそうなブレーキシューに交換してみることにしました。
BBB社製のトライストップという製品で、見た目が効きそう!シュー4個セットを1500円ほどで購入しました。


台座のシューを固定しているピンをラジオペンチを使って引き抜きますが、小さい突起なので何度か空振りを繰り返して何とか引き抜き成功。前にも作業しているのですが、久しぶりですっかりコツを忘れてました。(^^;


ピンを抜いてシューを台座から指で押し出してみると、かなり擦り減っていました。
BBB社製はブロックパターンが幾何学的構造になっています。空気の通り道を増やしてオーバーヒートを避け、雨天時の排水性を良くする狙いだそうです。なるほど〜


カートリッジに新しいシューをはめ込みますが、前後の向きがあるのでシューに記載されている「→」を進行方向に向けて滑り込ませます。


次にカートリッジの上下にある穴とシューの溝がぴっり合っているのを確認して(穴から光が見える)、ピンを差し込みます。


ここで問題発生。BBB社の固定用ピンの頭の部分が大きすぎてピンの差し込みが不十分になり、簡単に引き抜けてしまいます。何度か試したのですが、結局引き抜いて床に散乱していたシマノ製ピンを拾い集めて再利用しておきました。


カンチブレーキは、リムとシューの間が開きすぎていると制動力が大きく低下、かといって狭めるとリムと接触してしまい、走行時の抵抗がかかってしまうので位置調整がシビアでます。
交換前のカートリッジのポジションが変わらないように、シューだけ外して作業をしたのですが、シューの厚さが違っていたので結局カートリッジを外し、スペーサーの組み合わせを何度か変えながら調整を続けました。


この手順がキャリパーブレーキと比べると格段に手がかかるのですが、ぴったり位置が決まった時はやった〜という達成感があり、カンチブレーキがとても愛おしくなります。

後日・・・
さっそく翌日能古島まで往復。制動力が明らかによくなっていて、よっしゃ〜と思ったら片効きでリムに接触。あれだけ調整したのに。でもそれがまた可愛いところなんですよね。
路上でドライバーを使って台座のテンションを調整、これで大丈夫と思ったのですが、帰宅するとまだリムと接触していました。(>_<)

どうもスピードが乗らないなぁと感じていたのはトレーニング不足ではなく、ブレーキの影響だったのかと分かり(そう思いたい・・)、一安心。再度まったりと時間をかけて念入りに調整しておきました。今度こそ完ぺきだと思うのですが。