今年も実家でお宝発掘~ケルビム ファニーバイクフレーム

今年も正月に家族で実家に帰省した時に、昔の自分の部屋でお宝発掘してきました。

じゃーん!今年はかなりのお値打ち品、ケルビムファニーのフレームですっ!



オーダーしたのは、ケルビムレーシングチームのメンバーと毎週末に神奈川県の津久井から山中湖に抜ける道志道周辺で練習していた20歳代後半の頃で、今から30年ほど前です。



1987年のツール・ド・フランスの頃からタイムトライアル用にディスクホイールを付けたファニーバイクが登場し、日本の工房からも競うように様々な形状のフレームが販売された時代です。まだ広告に出す前だったと思いますが、今野製作所の創業者で先代の社長、今野仁氏にオーダーしたものです。



納品後はパーツを組んで乗るつもりだったのが、月日だけ流れて実家のタンスの上でずっと放置されていました。
ヘッドマーク、フォーク、チェーンステイはメッキ塗装となっています。当時はバブルの間只中だったので、少し贅沢にオーダーした記憶があります。
残念ながらフォークはろう紙を巻いていなかったので少々錆付いていますが、それ以外はほぼ当時の状態のままです。!(^^)!
トップフチューブは美しいカーブを描き、ブレーキワイヤー内蔵トンネルもきれいな仕上げになっています。



フロントディレーラー台座は直付されています。



年末の営業最終日に東京都町田市の実家近くのケルビムの工房でクランク調整をしてもらったピューマを引き取りに行ったときに、二代目の真一さんとお母さんに久しぶりに会って昔の頃を話していた時に、そういえばファニーのフレームがそのままにしているという話をして、そんな時代があったよね〜と懐かしがられました。
仁氏にも10年ほど前にどんなパーツを組むか相談して快諾してもらったのですが、残念ながら叶わなくなってしまいました。真一さんにかっこよく完成車に仕上げてもらおうと思います。