実家で見つけたフィニョンの写真

毎年正月に実家に帰った時に自分の部屋の中から昔のものをガサゴソ探すのがちょっとした楽しみです。


今年は机の引き出しからツールドフランスの往年の名選手、ローラン・フィニョンの写真が出てきました。フィニョンといえば、ツール・ド・フランスで1983〜84年に2年連続個人総合優勝を飾りベルナール・イノーの後継者と言われたフランスの英雄です。
当時はNHKBS放送ツール・ド・フランスの放送を開始して、その模様を初めてテレビで見ることができるようになった時代です。最初は1週間のレースを1時間のダイジェストで放送されていたように記憶しています。
そして1989年のツールドフランスでは最終第21ステージで、前日までの50秒のリードをアメリカ人の新鋭グレッグ・レモンに大逆転されて僅か8秒差で優勝を逃すという悲劇のシーンが忘れられません。



そのフィニョンを始め、ステファン・ロッシュ、ペドロ・ベルガド、ギド・ボンテンピ、さらにベルギー日立で活躍していた日本の市川雅俊さんがチームメイトのクリケリオンと共に参加するなど、超一流選手たちが昭和記念公園で開催されたスーパークリテリウムのために来日したのが1987年でした。
ケルビム・レーシングチームの仲間たちと今野仁社長夫妻といっしょに昭和記念公園に出かけましたが、まさか日本に居ながら目の前で観戦できるとは思ってもいなかったので夢のような経験でした。フィニョンは大好きな選手だったのでこうした写真を撮れてほんとにうれしかったです。
もちろん当時はフィルムカメラしかありませんでしたので、プリントした写真をデジカメで撮影してデジタル化してみました。


このブログを書くのに検索して、フィニョンは2010年に50歳という若さで癌のため亡くなられたと知りびっくりしました。なんとも早すぎる死で残念です。