とっても親切な飯田線


再び飯田峠の冬季閉鎖ゲートに阻まれ引き返した後、飯田線沿線を走ってみました。



とてもきれいな梅が咲いていたので立ち止まってみてみると、その横に不思議は作物を発見。何だろうなあと思ってみてみると、どうやら芽キャベツのようです。芽キャベツは何度か作ったことがありますが、こんなに大きくなる品種があるとは知りませんでした。びっくり!



国道151号に合流しましたが、交通量が多いので県道64号に入ってみました。天竜川には鯉のぼりが飾られ、対岸に唐笠駅からちょうど豊橋方面の上り列車が出発して行ったところでした。しばらく山間にガタンゴトンと心地よい音が響いていました。



そのまま県道64号を進むと徐々に高度が上がり、天竜川がずいぶん下に見え新緑に包まれました。あ〜いい気分♪



道路わきに咲いてたすみれの花



県道1号線にあった泰阜(やすおか)北小学校の校庭は桜が満開でした。廃校となっているため、せっかくの桜も新入学生を迎えることは出来ませんが、現在は学校美術館として利用されているようです。



毎日1回集配のある村の郵便ポスト



この日のゴールを20km先の平岡駅から最寄の門島駅に変更したのですが、時刻表を用意していませんでした。平岡駅豊橋行き出発時刻は17:35とメモしていたので、門島平岡駅間がおよそ20km、列車のスピードが50kmで20分かかると見て門島駅に17:00までに着けば自転車を輪行袋に入れる時間はあるなと想定し、駅に向かいました。


到着したのがちょうど17時。ところが駅に着くと同時に2両編成の列車がプラットホームに滑り込んできました。とても自転車を輪行袋に入れる時間はないので、次の列車まで2時間待つことになるのか〜
(-_-;)と覚悟しましたがなぜか列車が動き出しません。
ホームに降りてきた車掌さんに聞くと「下り列車の到着待ちで出発まで3分あるから大丈夫ですよ」と言って頂き首の皮一枚つながりました。が・・・3分で自転車を分解して輪行袋には、とても入れられる訳がなく、焦って作業開始したところ・・・


「ずいぶん簡単に車輪が外れるんですね」と作業を見守っていた車掌さんに、「乗ってから入れてくれればいいですよ」と言っていただいた上に、荷物を運ぶのも手伝っていただきました。飯田線飯田線の車掌さんに大きなハートマークです。(*^_^*)



車内で揺られながら何とか作業を終えるとたくさんの素朴なトンネルを通過、車窓からは目の前に天竜川を見ることができます。すごい迫力!



平岡駅では下り線の待機時間が10分ありました。なので門島駅の出発時間がその分想定より早くなっていたということになります。あと数分遅れていたら、そのまま2時間駅で待つか、それとも日暮の中を見知らぬ山道を走っていたことになっていたことを考えるとほんとによかったです。



門島駅から豊橋駅までの3時間、ゆっくりと時間が流れ久しぶりに何もしない贅沢を味わいました。