大平街道旧道はあえなく撤退しました

名古屋に単身赴任してラッキーと思ったのは、南信州へのアクセスが抜群にいいところ。新宿から特急あずさと岡谷経由で飯田線を乗り継ぐと5時間以上かかる飯田駅も名古屋から高速バスに乗れば僅か2時間で到着してしまいます。ということで、昨日も飯田まで出かけてきました、

3週間前はまだ冬季通行止めだった飯田峠、大平峠に向かいました。沿道の花も種類が替わり、目を楽しませてくれます。



大平街道の石碑と並んで立っている桜も満開です。



まだ咲いていなかった松川ダムの桜もすでに散り始め、吹き上げる風に乗って見事な桜吹雪になりました。



新緑がまぶしい大平街道を、まずは飯田峠を目指して登ってゆきます。



と思ったら・・・・ 今回もまだ通行止めでした。(>_<)
前回は通行止めは4月15日までと表示されていたのですが、延期になったようです。



どうしようかと思案しているうちに、この看板に目が留まりました。県道は閉鎖で旧道はOKというのも変な話ですが、せっかく来たので進んでみることにしました。時間が早いので、全行程押しになったとしても余裕があります。



入口はこんな感じで、ゲートのすぐ下に入口があります。



少し進むと分岐がありました。大平街道旧道入口と書かれた右に進みます。



道路状況はまずまずですが、GPSを見ると飯田峠に向かってほぼ直登で勾配がきついので、自転車を降りて押して登ってゆきました。



ふきのとうを見ながらゆっくり登ります。



すると大平街道旧道入口の看板が。登ってきた道はそのまま前方に進んでいるので、これは旧街道ではなく南沢林道ということなんですね。フムフムなるほど。ということは旧道はここを曲がるということなのだろうと下を覗いてみると?????



こんな感じでどこが旧街道なのかさっぱり分かりません。下まで行くと沢があるだけで、沢の向こうは急斜面なのでとても道があるようには見えません。旧街道と言われるのであれば馬や荷車も通ったと考えると、もう少ししっかりした道でもよいはず。



念のため看板を無視してそのまままっすぐ登ってゆくと・・・・
道が尽きました。



下を覗くと沢が見えるだけです。先ほどの旧街道入口のところから街道が続いているとすると、この沢伝いだろうと思い降りてみると・・・



こんな感じです。とても道と呼べる状態ではないので撤退することにしました。



通行止めゲートに戻り、アルコールストーブでお湯を沸かしドリップコーヒーで一息入れた後、予定を変更して飯田線沿線を走ることにしました。万事塞翁が馬、飯田線沿線も自転車で楽しめそうなところがたくさんあって収穫の多い一日になりました。