兵越峠を下った後、平岡を経由して県道1号線に入り天竜川沿いに佐久間ダムに向かいました。
濃い緑の中、交通量が少なくほぼ平坦な道が続き、快適なサイクリングを楽しめるコースです。
何がセーフだったかというと、ダムサイトから少し登ったところにある佐久間ダム電力館という施設で、ダムカードをもらうことができます。電力館は16時30分に閉館となってしまうため、朝からペース配分を考え予定通りの時間に到着することができました。
35年ぶりの再訪でダムカードもゲット、展示してある水車を見たりして意気揚々と自転車に乗り、あとは中部天竜駅まで下るだけ、と気持ちよく加速してゆくと・・・・
突然衝撃を受けて身体が投げ出されました。(>_<)
いったい何が起きたのか分からず、突然のことで受け身も取れずにコンクリートに背中からたたきつけられました。頭が2回バウンド、背中全体をアスファルトに打ち付け、痛みで一瞬息が止まりしばらく動くことができず頭に浮かんだのは救急車。頭が一番心配になりましたが、ヘルメットのおかげでどうやら無傷で済んだ様子に一安心、少しずつ体を動かして骨折が無いことを確認しながら何とか起き上がることができました。
落車の原因を確認すると、駐車場にあった高さ5cmほどの車止めにタイヤがとられたのでした。走っていた方向と平行していたので、まったく気づきませんでした。身体の方は左ひじと右腰の擦過傷だけで済み、かなりの下り坂でスピードが出ていたにも関わらず軽傷ですんだのはほんとにラッキーでした。
相棒のケルビムツーリングは、サドルが横を向いただけでフレームは無傷でした。先代のケルビム今野社長が鉄は曲がるけど絶対折れないからと言ってたことを思い出しました。カーボンだったら折れてたかも・・・
動揺して気づかなかったのですが、前輪のタイヤのビードが完全に切れてチューブがはみ出ていたため、500mほど走ったところで大音響とともにチューブが破裂してしまいました。タイヤがブレーキシューにあたるようになっていたので、リムが曲がったかと思っていたのですが、後日タイヤ交換だけで済んだのでこれまたラッキーでした。
12年ほど使ったヘルメットですが、後頭部から落下したことを物語っています。
バーテープもはがれてました。
飯田線中部天竜18:33発豊橋行きで生還できてほんとによかったです。
たいへんな目に遭いながら手に入れたダムカードです。
久しぶりに再訪した佐久間ダムがまだまだ脇が甘いね、と教訓を与えてくれたものと思い、これからも注意して自転車を楽しんでゆこうと思います。