名越峠はよく分からなかったけど、とってもよかったです

6月から毎週末天気がもう一つで、愛車は部屋のサイクルトレーナーの上でハムスター状態だったので、久しぶりのお出かけに大喜びです。


中央線で日本一暑い町の多治見駅から、名越峠(なこし)に向かいました。



多治見駅の前の昭和の雰囲気の残るアーケードを通り抜け、しばらく市街地を走りました。小さな丘が続いていて平坦なところはほんとんどありません。この地形で熱気がたまるのだと思いますが、今年も7月に39度を記録したと報道されていましたね。



岐阜県道83号に入り市街地を抜けると、田園風景が広がって来ました。



木曽川を越えて八百津市街に入ると、酒蔵や味噌蔵が並び自転車でゆっくり走るのにぴったりな雰囲気になって来ました。



手書き看板が人目を引く三勝屋という定食屋さんは、残念ながらまだ営業前でした。



八百津市街を抜けると本格的に登りが始まりました。



いきなり10%の登りが続き、通ってきたばっかりの街並みが眼下に広がります。



5㎞ほど登ったところになんと「峠稲荷大明神」というのがありました! 峠好きの自転車乗りなら峠の神様にお参りしないわけにはいかないですね。(^^♪



1844年に祀られ、家内安全・五穀豊穣の神様だそうです。



県道84号から一旦外れて中盛という集落に入ってみると、丸型ポストが残っていました。こういう出会いが嬉しくなります。



さらに白髭神社というところの境内には立派な杉が立っていました。寄り道大正解!
樹齢で300年は越えていると思いますが、幹回りが太い上に木に勢いがあり惚れ惚れする樹形でした。こちらも参拝してきました。



収穫間近の稲穂が垂れる田んぼを通りながら、新米の熱々ごはんを思い浮かべるのも楽しくなります。



県道83号に戻ると、道の様子ががらっと変わりました。舗装が途切れ途切れになり道幅も急に狭くなりました。



さらに三叉路で県道の表示が出ていないうえに、ちょうどGPSが木に邪魔されて衛星電波が受信できずどっちに進むべきか悩みました。左が林道と表示されているのと、道は舗装されているのはごみ処理場があるために整備されていると考え、路面の悪い右の道を進んでゆくとGPSで確認できたので一安心。



雰囲気はいいのですが、う〜む熊が出てきてもおかしくない雰囲気・・・



峠に向かっているはずですが、ほぼフラットな道が続いていました。



ピークらしいところを少し過ぎたところで観音様が祀られていました。



少し下ると舗装路に合流しました。県道というには廃道に近い状態で妙な感じがしていたので変だなあと思っていったのですが、並行して新道ができたようです。



GPSマップではここらあたりが名越峠のはずです。しかし峠の表示は何もなく、標高から考えると先ほどの観音様から新道に合流するあたりが峠のようにも思えたのですが、結局よく分かりませんでした。



九十九折の続く道を気持ちよく下ってゆきました。



結局、峠はあやふやなままでしたが、森林浴もたっぷりできました。



森が途切れて夏空が顔をだし、急に暑くなりました。でも秋はもうすぐそこまで来ていますね。



畑でコンニャクを見つけました。



JR高山線の白川口駅で自転車を輪行袋に入れて本日のツーリング終了です。



名古屋に単身赴任をして半年、1時間ぐらいの輪行でも山深い道を楽しめるのでうれしくなります。