
9月23日秋分の日に毎年恒例の北海道自転車ツーリング、今回も道東に行ってきました。自宅近所から始発の羽田行きリムジンバスで羽田に6時過ぎに到着、すぐに輪行袋をカウンターに預け7時発の女満別空港行きで無事出発。

妻がflightradar24をチェックしながら自宅上空を通過する機影をスマホで撮ってくれました。ちっちゃい!

女満別空港で自転車と組み立て走り出すとさっそく牛たちが大歓迎・・・と思ったら寄ってきてくれたのは1頭だけでした。( ^^)

大空町中心街を抜けてJR女満別駅。無人駅なのにずいぶん立派な建物と思ったら図書館が併設されていました。1階には喫茶店もありましたが残念ながら開店前でした。

国道を避けて反対側から眺めたので裏メルヘンの丘。有名なポプラの木が並んでいます。

1日目の宿は小清水町。内陸を通るコースから5kmほど網走市街方面に遠回りをしてジェラートのお店、RIMOへ。開店時間11時より10分ほど早く到着して一番で入店、トリプルを注文。う~、うまい!!! カロリーが気になったけどこの後消費するからいいやともう一度トリプルをお代わりしました。

空港側に少し戻り朝日ヶ丘公園展望台へ。19年前に知床から女満別空港に向かう途中で立ち寄ってから二度目の再訪。 換装した楕円チェーンリングのスギノ製シクロイド、なかなかいい感じで登れました。
網走湖を見下ろしながら一休み。出発しようとしたらウェストバックに入れておいた財布がないっ! もしかしてRIMOに忘れた?と一瞬パニックになったけどベンチの下に落ちていました。よかった~。

初めて見たニンジン収穫マシーン。しかも2台! クボタ製の最高峰、NS1450で茎をカットしながら次々と掘り上げたニンジンを横に取り付けたバッグに取り込み最後はクレーンで降ろすことができるそうです。お値段@1000万円超え。

オーヴェールの丘と書かれた看板を見て気になり、スマホで調べてみると黒澤明監督がゴッホの最期の地となったフランス・オーヴェール地方に似ていると気に入り映画「夢」のロケ地にしたことで有名になったとのこと。

そのオーヴェールはバブル時代に生まれて初めて出かけた海外旅行で学生時代から大親友とパリ市内から列車に乗りゴッホが描いたオーベール教会と合わせて立ち寄ったことがあります。確かになだらかな傾斜が続く風景はとても良く似ています。
その友人がその3年後に急逝、これまで生きてきた中で最大と言える痛恨の極みでした。少しの時間、彼との旅を思い返しました。

小清水町までは海岸沿いの国道244号は平坦で楽だけど内陸側はアップダウンの繰り返し。でも鳥の鳴き声害は何も聞こえない中をゆっくり走るのは最高に気持ちがいい。

斜里岳と知床連山が少しづつ大きくなり、オホーツク海も見下ろせました。

斜里岳のアップ。
藻琴川を渡りうっそうとした林に入ったところで笹がガサガサという音。出会ったことはないけどヒグマにしてはたぶん小さい音、聞こえてきた辺りを見まわすとクルミの木で冬支度をしているエゾリスでした。こっちをじっと見て警戒、スマホを取り出した瞬間に木をスルスルっと登ってゆきました。
さらにこの後、なんと道路を横断しようとしていたエゾユキウサギと鉢合わせしてお互いびっくり! ウサギさんは相当焦って自転車と同じ方向に走り出したので10秒ぐらい追いかけっこになり、最後は道路脇に逃げて行きました。

廃校になった小学校を利用した網走市郷土博物館収蔵庫。公開は期間限定なので建物だけ見学。

映画「こぎつねヘレン」と「遠くの空に消えた」のロケに使われたそうです、

小清水町に到着。少し早かったので喫茶店に寄ろうと思ったけど営業時間外。エーコープで明日の携帯食を確保して小清水温泉ふれあいセンターにチェックイン。天然かけ流し日帰り温泉に併設されています。


早朝の出発と満腹に疲れが追い打ちをかけ、夕食後は急激に意識が薄れ2時間ほど寝てしまい慌てて温泉に浸かりに行きました。これで11,400円はお得でした。


平坦がほぼ無いコース。前回は知床ウトロを早朝に出発して女満別空港に向かいましたが、想定外のアップダウンに苦戦して飛行機の時間が気になり焦りましたが、今回は初日でフレッシュだったのと距離が短かったので丘のある風景をじっくり楽しめました。走行距離54㎞、消費カロリー1,527KCal、最大心拍数140でした。