福岡から釧路までの輪行は遠かったです

今年から福岡に転勤となり恒例の北海道ツーリングには時間もお金もかかるし、せっかくだから九州で考えたほうがいいのではないかという意見も出て、連日一人会議が続きました。せっかく続けているのをやめるのも後で後悔することになるのではいか、という意見で一本化、シルバーウィーク後半に3泊4日で行ってきました。


とはいえ札幌以外は福岡から直行便が無いので、釧路までは羽田で乗り継ぎ。福岡は曇り、羽田は土砂降りでしたが、幸い釧路空港は曇りでした。


釧路空港で輪行袋から自転車を出して組み立てたところで時刻は14時近く。福岡の家から6時間以上かかりました。(>_<)

17時を回ると日没になってしまうこと、目的地の浜中に行くためには根室本線釧路駅16:17発に乗ることを考えると選択肢は一つ、空港から釧路駅までの自走することにしました。
JR北海道の窮状は理解しているものの、観光エリアとしても魅力の多い道東エリアで釧路根室間で1日6往復しかないというのはちょっと悲しい・・


釧路空港のある丘から50mほど下って牧草地帯に入ると、さっそくタンチョウと遭遇しました。
このあと、さらに2組の親子(おとうさん、おかあさん、子供1羽)と遭遇。雛も大きくなって家族で開けるようになったこともありそうだけど、数も増えているのかな。


どこにあったか思い出せなかったのですが、うまい具合に石炭輸送で使われていた雄別鉄道の廃線後に作られたサイクリングロードを見つけることができました。途中から晴れ間も現れました。(^^♪


釧路駅近くまで20kmほどの距離しかありませんが、湿原を横切ったり牧草ロールを眺めたり


牛を眺めたりしながら、移り行く景色を楽しめます。


住宅街に入ると家庭菜園があちこちにあるので興味津々で眺めてきました。


跨線橋を渡っていると今年の2月で老朽化のため引退と報道されていたノロッコ号の雄姿を発見。期間限定で営業運転しているようです。何度も釧路駅構内で見かけていつか乗ってみたいと思っていたのですが、念願かなわず残念!


15:30に釧路駅に到着。道東地区だとコンビニの数も少ないので、ガス欠にならないよう構内のパン屋さんで明日の食料を多めに買いこんでおきました。


予定通り根室線のいつもの気動車キハ54系に乗り込み根室方面に向かって出発。こちらも老朽化が進んでますが、まだまだ現役で活躍しています。
出発直後は一瞬ガソリンのにおいが漂いますが、これも味のあるところ。やがて快調なエンジン音を響かせながら、ゴトンゴトンと心地よい旅情に包まれてゆっくりと時間が流れてゆきます。


17:33に茶内駅に到着、ルパンに見送られ15kmほどの宿までの走り慣れた道を涼しい風に吹かれながら進みます。


駅前の観光地図にもルパン一味が登場。


常宿の霧多布里には予定通り夕食の19時10分前に到着。
宿主・武司さんご夫妻にいつものように迎えてもらい、大阪からの一人旅のお客さんといっしょに、カウンターで食べきれないぐらいの寿司を握ってもらいました。


昨年から高性能の超低温フリーザーを導入したということで、地元で仕入れたイクラも新鮮でおいしくいただきました。\(^O^)/