15年ほど続けている自転車北海道ツーリング、今年は新型コロナもあるのでどうしようかなと思案していましたが、感染者数が小康状態になってきたので人が少ないシルバーウィーク明けの9月29日から10月3日まで4泊5日で出かけてきました。
初日は羽田-釧路空港便の最終便で釧路駅前のホテルに投宿、翌朝駅前から羅臼行きバスで中標津バスターミナルまで輪行しました。
中標津バスターミナルで自転車を組み立て、少し向かい風の中オホーツクに面した標津まで馬や牛を見ながらゆっくりツーリング。
牧場前で立ち止まると牛たちが大集合。まるで親戚一同揃っての記念写真みたいになりました。
廃線となったJR標津線(厚床~根室標津)の旧川北駅に立ち寄りキハ22を眺めて一休み。
標津には回転台が保存されていました。見ていると自分が電車になりたくなります。(^^;
毎年道東に来ているので通っていない道を選ぶのが難しくなって来ていますが、今回はサケの遡上を見たいと思い標津町にある標津サーモン科学館に初めて寄ってみました。
標津川から魚道を館内に引き込み、遡上するサケを見られるようになっています。お客さんは他に1組だけでした。
いましたっいましたっ!思ったよりも数は少ないけど遡上中のサケ!最後の力を振り絞り満身創痍で遡上してゆく姿が痛々しいです。真ん中の背中が膨らんでいるのがカラフトマスで手前と下にいるのがシロザケかな。
サーモン館の横にあるサケ観覧橋。タイミングによってはサケ漁の様子を見ることもできるそうです。川面をしばらく覗きこんでいるとぽちぽちとサケが泳いでいる姿が見えました。
水流の少ないところで2匹のサケが一休みしていました。
今回で3回目になる標津町の掛け流し温泉宿の橘さん。写真の他に天ぷら、刺身、潮汁も付いて気合を入れないと食べきれない量が出てきます。
ここの宿は料理と温泉も素晴らしいですが気さくな女将さんに会えるのも楽しみの一つです。野付半島産のホッカイシマエビは女将さんに頼むと神業的な速さで殻を剥いてもらえます。今回は卵も付いてさらに美味しかったですよ。
ちなみに2013年9月中旬の早朝、標津から知床方面にある薫別川河口の浅瀬でサケっぽい魚が産卵準備をしていたのを撮影した動画です。
今回宿のご主人に聞いてみると河口で産卵するのはカラフトマスとのことでした。確かにサケほど大きくはなかったし、海から500mほどの所でほとんど遡上しておらず、ずいぶん面倒くさがり屋だなと疑問に感じていたのでスッキリできました。