9月7日に恒例の北海道自転車ツーリングに行ってきました。学生の時から数えてたぶん通算20回目。今回は昨年雨で断念した幌鹿峠に再チャレンジ。
羽田発7:50発、とかち帯広空港に9:20着。晴れ渡った上空から収穫の進む十勝平野のパッチワークと日高山脈がくっきりと見えました。
まずは帯広駅まで。今年は猛暑でまったく自転車に乗れてなかったので出発まで不安な気持ちが続いていたけど、さっそく北海道らしい風景が目の前に広がり気分は最高。 (^^♪
大型ハーベスターを使ったジャガイモ収穫作業。
碁盤の目になっている農道をあみだくじのように進んでゆくと・・
遠くに奇妙に動く2つの影を発見。もしかして馬かなあと思ったらちょっと小さい。近づいて行くと何とビックリ、ロバ旅の人でした。
ぜったいに驚かさないようスピードをぐっと落とし距離を取って小さめの声で「こんにちは~」と声を掛けると、人馬一体で驚き道の端に飛び退かれてしまい、こっちもビックリ。ほんと申し訳なかったです。 人はもちろん、車もめったに通らないし自転車だと近づいても音がしないので突然の声にびっくりしたのだと思います。
宿に着いてからXで検索したら高田晃太郎さんという元新聞記者の方とクサツネくんのコンビでした。既に海外でロバ旅をされて本も出版、この日は日本を縦断す旅のゴールの前日とのことでした。今後は海水をロバに運んでもらい天然塩を作りロバで行商することも考えているそうです。凄いなあ
帯広駅に到着、駅前の老舗の焼肉屋さんでランチ。ジンギスカンとハラミをいただきました。
帯広駅前バスターミナルから14:10発三国峠経由旭川行きの高速バスに乗車。宿泊するぬかびら温泉郷を通過し三国峠手前の十勝三股に16:04着。自転車を組み立てバス停の反対側にある三股山荘へ。前回は家族で来た5年前で今回は5,6回目。
最初に来たのは43年前の自転車ツーリング。国道なのにとんでもなく深い砂利ダート。 埃だらけになり三国峠へと自転車を押し上げて行くとポツンと一軒売店を見つけ、大喜びでコーラを2本いただきました。雲が低く山並みは全然見えなかったけど凛とした女将さんが店内の壁に貼ったモノクロのパノラマ写真で周囲の山並みを解説してもらい再訪を誓ったのでした。
その4年後の1984年に売店の向いに林業に従事していたご主人がログハウスを建て三股山荘として営業を開始、美味しいランチを提供しています。まだまだ元気な女将さんが丁寧に淹れたネルドリップコーヒーを飲みながらナッツ入りケーキ、手作りアイスを頂き、お嬢さんと糠平の話などをしながら至福の時間が流れました。
当時女将さんから「おっぱい山」と解説しもらった大雪山系の2つ並んだ山。左がピリベツ岳(1,602m)で右がクマネシリ岳(1,635m)。
三股山荘閉店は17時。ぬかびら温泉郷までの20㎞はほぼ下り。
旧・士幌線第五音更川橋梁跡。士幌線は林業で栄えた十勝三股と帯広を結んでいました。かつて林業で栄え1500名が住んでいた十勝三股の集落には現在三股山荘とそのお隣さん、少し離れたところで秘境温泉として知られる幌加温泉の3軒のみになりました。
昨年に続いて糠平観光温泉ホテルに宿泊。今回は1日雨でも2泊すれば1日は晴れると期待し2泊しました。温泉は源泉かけ流しで、もったいないぐらいに湯が注がれ豪華な夕食は2日目のメニューを替えてもらい素晴らしいおもてなしでした。
1日目のコース。2日目、3日目がハードなコースなので帯広駅から三股山荘まではバスを使って楽をしました。(^^;