道東3日目、道道56号線は快適でした♪


3日目は陸別から太平洋側に走り抜ける計画です。2日目まで南風で逆風が続いていましたが、この日は気温が一気に下がって8度に。そろそろ北風が吹き始めてもおかしくない条件になりました。



国道242号を足寄に向かって走り始めた7時頃は霧がかかっていましたが、徐々に霧が晴れてとっても気持ちの良い天気になりました。



太平洋側まで130㎞ほどあるので風次第で到着時間が大きく変わって来ますが、微風ながら期待通りの北風が吹き始めてスピードがぐんぐんと上がりました。



これなら十分に日暮れ前に到着できそうだと安堵し、木造駅舎を見つけさっそく寄り道モードに。
ふるさと銀河線の旧・上利別駅(かみとしべつ)です。ネコが2匹くつろいでいたので、休憩がてら少しの時間いっしょに遊ばせてもらいました。



こちらの黒縞のネコはしきりにじゃれてくるのですが、カメラを向けるとぷいっとお尻を向けられてしまいます。



もう一匹はしっかりポーズを決めてこの通り。もしかして駅長さんかな。



国道沿いの牧場では、牛舎から出てきた牛たちが水場で行儀よく順番待ちをしながら、自転車を興味深そうに観察していました。牧場によっては近づくと逃げてゆくのですが、ここの牛たちはけっこう人懐っこい感じでした。



広大な畑で満開の緑肥ヒマワリが目を楽しませてくれました。
北海道は国道によって通行量がずいぶん違うのですが、242号は通行量が少なく特に9時前までは大型車もほとんど通りませんでした。



足寄市内に入り、セイコマートで100円コーヒーを飲んだ後に郵便局で家にはがきを出しました。実は翌々日が20回目の結婚記念日だったのですが、北海道旅行を快くOKしてくれた奥さん宛です。(^^♪


そういえば学生の時に足寄に来た時は、松山千春邸に女子学生が山のように押し寄せ、そのまま足寄郵便局で友達に千春の家に来たよ、なんて手紙を書いていましたっけ。千春さんの家ではお父さんがサインしてくれて、休憩用に千春号というバスと自動販売機がおいてあったのですが、さすがに30年以上もたっているので無くなっていました。でも町内には今でも松山千春の家、という案内表示が出ていましたよ。



足寄から本別まで行ったところで道道56号本別浦幌線に入り、交通量は一気に減りました。途中の小学校では学校の回りを10人ぐらいの低学年の生徒さんたちが体育の授業で一生懸命走っていたので、並走しながら早いね!とかがんばって!と声をかけるとはにかんだ表情がとても可愛かったです。



道道56号は今回初めて通ったのですが、広々とした農地が広がっていたり



山が現れたりして



刻一刻と景色が変化していろいろな雰囲気を楽しめる道でした。



浦幌町の市街を抜けた後は国道33号から道道1036号に入り、いよいよ太平洋に出ました。



海岸線ギリギリを通る上に、波しぶきをかぶりそうなぐらい波が高い日でした。



予定では根室本線厚内駅までの予定でしたが、次の列車までほぼ2時間待ちで時間を持て余しそうだったので、もう一駅先の直別まで走りました。



直別は国道沿いなので、もしかしたらコンビニがあったりするかなと少し期待していたのですがコンビニはもちろん、自動販売機すらない無人駅、これならまだ食料品店のあった厚内駅の方がよかったなあと思いつつ、自転車を輪行袋に収納して今日の旅の記録を付けたりしながら、ひたすら待ち続けました。


その間、ふいに特急が上下線を通過しさらに貨物列車までもが通過、無人駅で遭難してしまった気分でしたが、ようやく乗れた18:40の釧路行き各駅停車は、白糠駅まではお客さんは私一人だけでした。そして50㎞の距離をすれ違いで何度も時間調整で停まり、1時間20分かけて釧路駅に到着したのでした。