ラクトヒロックスとEM菌について


よい土の条件の一つとして、たくさんの微生物や菌が繁殖して発酵状態になっていることだそうです。緑の週末農園では8年前からヘアリーベッチで微生物たちの餌となる有機物を増やしていますが、さらにラクトヒロックスという乳酸菌や酵母といった微生物を粉末状にしたものを使っています。


古い写真なので、大きさの比較にたまごっちが使われています。当時は子供が学校に出かけている間に親がエサをあげていたなんて話がありましたが、最近はぜんぜん見かけないですねえ。



で、これがラクトヒロックスの粉末です。米ヌカや牛ふん肥料などに小さじ半分ぐらいパラパラと混ぜるだけで、どんどん繁殖してくれるそうです。なので8年前に買ったものがまだ残っています。



今年の春からはEM菌というのも使っています。ラクトヒロックスと同様に乳酸菌、酵母菌、さらに光合成菌というものが入っているそうですが、こちらは液体で販売されています。EM菌は米のとぎ汁に糖蜜を混ぜて1〜2週間おいて菌を増殖させた活性液というものを作り、これを水で薄めて使用することなっています。



EM菌活性液を作るときに、ラクトヒロックスも米のとぎ汁に小さじ1/3程度入れて比べてみました。ラクトヒロックスのほうは菌のごはん、あるいはおかずとなる糖蜜を入れず、とぎ汁だけにしたので白い色をしています。
でどうなったかというと、二日目ぐらいからそれぞれとぎ汁が発酵してペットボトルの蓋を開けるとポンッと圧縮された空気が出てきますが、ラクトヒロックスのほうが音が大きかったです。ただし比較する濃度が適当なのかという問題があるので、どっちがよいかということではないのですが、ラクトヒロックは購入してから8年経っても菌がしっかり生きていることが分かってびっくりしました。



ソラマメ定植の準備にポリタンクに米ぬかとラクヒロックスを少々入れて2週間発酵させて畑にまいておきました。発酵しているのでヤクルトみたいな匂いがしましたが、残念ながら飲みたくなるような匂いではないです。(^_^;) 
EM菌は畑に使う以外に風呂の残り湯に入れておくと翌日臭いが抑えられます。また歯磨きのあとにちょっぴり口に含むと虫歯菌の増殖を抑えたりすることができるようです。微生物の力ってすごいですね。