北太平洋シーサイドライン乗馬倶楽部


今年も子供たちの春休みに合わせて北海道に出かけてきました。これで3年連続になります。ひとりで自転車で出かけるときは同じエリアでも少しづつ走るコースを変えているので飽きることはないのですが、家族で出かけるときは「宿は去年と同じがいい」その一方で見て歩くところは「今まで行っていないところがいい」と言われてしまい頭を悩ませます。自転車だとゆっくりと変わってゆく風景を眺めるのが楽しいところですが、家族旅行だと車を使うことになるのでどうしても点と点の動きになってしまいます。



それでもなるべく途中途中で車を止めて、ちょっとした風景を楽しむように工夫しています。釧路空港から釧路湿原展望台、浜中の大友チーズ工房で昼食にピザを食べた後、霧多布湿原センターの前にあるヤチボウズ群に立ち寄りました。



そのあといつも自転車で通り過ぎている北太平洋シーサイドライン乗馬倶楽部に行き、長女と初めて馬に乗せてもらいました。まだ雪が残っている場所も多いので営業しているのかどうか心配でしたが、事前に電話で問い合わせたところ、北海道弁でとっても親切に初めてでもすぐ乗れるから心配しないで来てくださいと対応していただきました。



まず牧場内で馬の乗り方、手綱の使い方など教わり、思ったよりずっと簡単に馬に乗ることができました。泣き叫んで怯えるのではないかと思っていた娘も、ニコニコしながら馬上からの風景を楽しんでいました。ここの牧場は太平洋に面しているので、慣れているひとであれば暴れん坊将軍のように海岸線を疾走することもできますが、親子共々お馬さんのご好意で乗せていただいている身分なので、なるべく背中の上で静かにしながら海岸を往復5kmぐらいトコトコと散歩してきました。まだ本州と比べると気温は寒い時期でしたが、馬の体温が足に伝わりほんのり身体が暖まりました。



牧場につくなり擦り寄ってきた人懐こいネコちゃん。駐車場から牧場まで先導してもらいました。



乗馬を楽しんだあとは、霧多布温泉ゆうゆに。ちょうど日没でアゼチの岬からきれいな夕日を見ることができました。



自転車で道東に来た時も必ず泊まるきりたっぷ里(霧多布里)で出してもらった夕食のちらし寿司。特に旬で取立ての地元霧多布産のホッキ貝が抜群のおいしさでした。